斉修会での生活

日課


 毎朝5:55からの全員一斉での清掃を行います。皆、新しく綺麗な建物を保つ意識をもって取り組んでいます。



入所者の特性に応じた専門的な処遇


 

 更生保護施設に入所する人の中には、飲酒や薬物へ依存の問題を抱えていたり、対人関係をうまく築くことができなかったりするなど、社会生活上の問題を抱えている人が少なくありません。更生保護施設では、入所者がこうした問題を解決して、社会生活に適応していけるように専門的な処遇を行っています。

 斉修会では様々な集会を実施して生きるちからと共助の精神を養っています。職員が対話を重ね助言をしながら、健康管理・金銭管理・就労・退所の住居確保など、自立に向けた課題設定を行い自らの意志と力で目標を達成できるように支援をしています。

 SSTや薬物依存離脱指導などの治療的プログラムをはじめ、男の料理教室・ガーデニング会・ミニコンサート・クリスマス会・生け花教室・餅つき大会など楽しい時間の中で自分や他者と向き合う情操教育的な取り組みも実施して円滑な自立と更生復帰を図っています。また美味しい食事をおなか一杯に食べて貰い、食住を満たすことで寮生の精神的安定を図るのも当会の大きな特徴です。

 いずれも更生保護女性会や地区保護司会、有資格外部講師等の御支援・御厚意の下に実施しており、地域の温かい応援に支えられていることを感じられる時間となります。






自立後のフォローアップ


 施設を退所した後も希望者には相談援助を継続しています。誰にも相談できず,ひとりで問題を抱え込み,孤立を深めて社会の落とし穴に落ちてしまうのを防止することができます。